●2008年1月11日 インド式出初め式
伊豆高原で11日、新春の恒例行事、出初め式が開かれた。
午前10時、整然と行進する消防団員に向かって、消防車32台が一斉に祝賀放水を行った。
ずぶ濡れになった消防団員は、寒さに震えながら住民の暮らしを守る決意を新たにした。
仙田喜三郎村長(83)の挨拶
消防や防災行政に対する村民の関心が高くなっています。
皆さんの献身的な活動に敬意と感謝の意を表し、今年1年が災害のない年であることを願うものであります。以上。
つづいて伊豆高原「い組」★消防団を代表して、インド人消防団・第12分団長サルマン・カーンさんが、
「火消しという使命感に燃えて村民の財産と平和を守ります!」と力強く宣誓した。
★ 「あ組」はアフガニスタン人の消防団
★ 「い組」はインド人の消防団
★ 「う組」はウズベキスタン人の消防団
★ 「め組」はメキシコ人の消防団
近年、伊豆高原に点在するリゾートホテル等に勤務するインド人が急増しており、
それに伴い、自然発生的にインド人自治組織が誕生した。
2005年4月にはインド村独自の消防組織「ザ・ファイアー」が結成され、以後毎年出初め式に参加するようになった。
この日はインド婦人防火クラブ7団体と幼年消防クラブを加えた約5000人が参加。
午前11時、出初め式ならではの豪快なパフォーマンスを披露した。
●花火の合図で妙技を披露するインド人消防団員。インド広場「田地摩春公園」にて
●本場インドでも滅多に見られないオートバイはしご乗り! 第8分団のみなさん。
●消防牛6号に乗って火災現場に急行する少年消防隊員のチャンドラ・サーハブ・ラシュマニくん。
●インド人消防隊の活躍でいち早く消火された「どんど焼き」。
●火の恐怖を克服するインド式火渡り訓練。
●3000℃の火道を素足で走るインド人消防団の子供
●まったく火を怖れないインド・ベンガル虎の「ちゃっぴー」