●2008年1月14日 3枚のビスケット
何が必要で、何が要らないのか、何もわかっていなかった自分がいて、
たくさんのモノを抱え込んでしまい、反省し、少しずつ捨てて来たはずなのに、
それでも中途半端に重い毎日と、歳のわりに若く見えすぎて、まるで貫禄のない自分にうんざりする。
いつの日かすべてを捨てて、大きなバッグと小さなデジカメを持って旅に出よう。
野垂れ死んでもいいから、流浪の撮影師として悔いのない最期を迎えたい。
リセットして、GO! 思い切って、GO!
ああ、いいな〜。考えるだけでもワクワクしてくる♪
旅に病んでも夢は枯野をかけ廻るぞ。
とりあえず「舞妓haaaan」を見て、ディープな京都研究でもするかな。
黄金・健康・自由という名のビスケットを運んでいる、闘魂あふれる強欲なアリよ。
そんなに欲張らんと、どれかひとつにしときなさい。
ナビスコの黄金ビスケット、ギンビスの健康ビスケット、イトウ製菓の自由ビスケット。
どれか一枚を選びなさい。あるいはすべてを捨てなさい。
身軽になって、あるかもしれない、ないかもしれない、自分の楽園に出かけようじゃないか。
時間はあんまりないんだよ。ええ、ご同輩。
運良く見つけた楽園で最後にモノを言うのは、丈夫な足と、頑丈な胃と、柔らかなアタマ。
この3点セットがあれば大概のことは、できる。
年老いて独りになっても、ほとんどのことは、できる。
人間、動けるうちが華。