まえ   つぎ   日記



2008年2月27日 まとい・まぶし丼




わさび・白髪ネギ・うなぎを、突然襲ってきた春雷のごとく、

どこまでも無慈悲に、あくまでも豪快に、とことん容赦なく、乱暴に慎重にかき回す。

丼の中でそれぞれの旨味が三位一体となり、広がり、ふくらみ、浮遊し、沈潜する。

陽気なウナギが、知的なわさびに感応すると、いつもは冷静な白髪ネギさえも、

食べ手を待って少し興奮しているのがわかる。


わさび・白髪ネギ・うなぎの香りが、二月下旬の真昼時にみごとに調和したのを見計らい、

多めにすくって、はぐはぐ食べる。あぐあぐ掻き込む。なるべく箸を置くことなく食べる。

途中、お吸い物や漬け物に手を出すのは御法度。

元は庶民の食い物・うなぎ。

丼を持ち上げて、口端にゴハン粒をつけて、ぐわしぐわしと食らおう♪







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