まえ   つぎ    日記



2008年3月31日 さくら & 蕎麦豆腐




若いときは、毎日が夏休みだったら、さぞかし楽しいだろうと思っていたが、

よく考えたら、夏休みなんてものは、

暑苦しくて、へんにドラマチックだけど、実は安っぽくて、

それでいて色々と切ないことがあったりするわけで…。

そんな日々が連続したら、それはそれでツラすぎる。


で、最近は、

ずうっと「春休み」だったらいいのにと思うようになった。

やるべきことをやり終え、何かを卒業した人間が、

新しい世界へ向かうための「春の休み時間」。

冬を乗り越えたすべての動物が、花陰でほっと息をつく、春休み。


3月と4月の狭間で少し浮き足立っている人々の肩に、

人の情けをたっぷり含んだ甘い桜雨が降り注ぐ。

つくづくナイスな季節だと思う。


薄墨色と淡い桃色が仄見える春休み。

秋とはまた違った滋味深い季節だ。


大きく跳ぶために、ぐうっと屈み込んでいる3月のキミたちを見ていると、

なんだかこっちまで、うれしくて、おぢさんも血が湧き肉が躍り出す。

おめでとう、リョウくん。

ファイトだ、しゅんクン。




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