まえ   つぎ    日記



2008年4月29日 風のちらし寿司




昔は「天皇誕生日」、昨年までは「みどりの日」、今年から「昭和の日」。

呼び名がくるくる変わる4月29日、仙田さんチでお招ばれランチ。

ロクに味見もしないで作ったというちらし寿司。

これが旨かった。酢飯の粒立ちが尋常ではない。


世界中のうまいものを食べ尽くしてきた超絶舌のなせる技であろう。

有名な古美術商が値段が付けられないので引き取ってくれなかったという、

重文級のシブイ重箱に詰められたちらし寿司と副菜。

83歳とは思えない華やかな彩りがお茶目で可愛い♪


家は古いけれど、きちんと掃除が行き届いており、チリひとつない。

枝や葉が生い茂り、雑然としているが、野趣あふれる庭から、

雨の吹き込みで傷んだ縁側に、さやさやと乾いた葉風が吹き上がって来る。

極上の午後、爽にして快。

4月29日、ちらし寿司と若緑の風を味わう。



風の縁側




風の梅ジュース




風のグラス




風のくずきり




風のちらし寿司




風の副菜




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