疾走する馬上から弓を射る「流鏑馬(やぶさめ)神事」が、京都市の下鴨神社で営まれた。
矢が的を射るたびに、「コーン」という乾いた音が響き、歓声が新緑の森に響いた。
一方、国道135号沿いのGSが、これでもかとばかりハイオク174円の値札を掲げて、
大渋滞でうんざりしている観光客のイライラを増幅させている5月5日、
恒例の「春雨(はるさめ)の神事」が伊豆高原神社で開催された。
「春雨の神事」とは、100メートル間隔に立っている子供に向かって、
馬上の宮司・仙田喜三郎さん(83)が、春雨を思い切りぶつけるという伝統的な神事である。
つい2年前までは、子供めがけて矢をビュンビュン射っていたため負傷者が続出していた。
これはあまりにも危険な行為であると学校関係者から苦情が寄せられ、
とーちゃん、オレはウイリアムテルの子供かよ!などと泣き叫ぶ子供が現れたため、
やむなく矢を春雨に変えて、馬上から投げつけることになった。
平安時代の公家装束を身につけた宮司の仙田さんが、馬を走らせながら的に春雨をぶつけると、
「べちゃ!」と湿った音がして、的になった子供が泣き出した。
村人たちは、豊年満作を願って、春雨が30回以上当たることを祈る。
的中=30回以上・大豊作 20〜30回=中作 3〜10回=小作 ←ほうとうか?
今年の的当番は、伊豆高原小学校4年の男子生徒3名。
代表の土屋クンは「春雨が飛んできたので、よけました」と語った。