● 静岡県伊豆市の静かな別荘地が前代未聞の珍事件に見舞われた。 県警が女性の死体遺棄事件を発表し、本格捜査を始めたあとになって、 遺体はダッチワイフだったことが判明した。
山中に死体らしきものがあるとの通報を受けて、伊豆署が現場に急行すると、 緑色のビニールにくるまれ、ヒモで縛られた遺体を発見した。 当初、髪だけが見え、触ると弾力はあるが、異常に冷たい。 署は「女性の遺体」と判断。 身長約170センチで、豊満な身体つきだったという。
伊豆署は、死体の検視を決め、非常線を張り現場保存に入った。 聞き込みなどの要員約30人を現場に向かわせ、「死体遺棄事件」と報道発表した。 地元紙は夕刊に「伊豆の山林に女性の遺体!」と写真付きで大きく報じた。
慎重に“遺体”を署に運び、 検視に取りかかりビニールを開いたとたん、一気に緊張が解けた。 被害者の身元は精巧なダッチワイフと判明。 よくよく見ればダッチワイフ専用のビニール袋にくるまれていた。 人形には“暴行”の跡もはっきり残っており、署は死体遺棄の動機を、
情が移り、ゴミとして捨てるのも忍びない。 かといって友人知人親戚上司部下などに譲るのも惜しい気がする。 悩みに悩んだ末、伊豆の山中に捨てた。 幸せな第二の人生を歩んでほしいと願いをこめて…。
だからさ、99里イージマ、オレじゃねーって! 無実だって言ってんじゃん! 犯人は、あの人、仙田喜三郎さん(83)だと思う。 3日前に会ったら、 アケミは冷たい女だ。 まるでビニールのようだ。 まばたきの回数も少ないし、 ほとんどしゃべらない。無口にもホドがある! とか言ってたもん。
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