●2月10日・日曜日、大室山の山焼き。

毎年、雨のためにずるすると順延されて、昨年はとうとう3月にずれこんだ。ことしは予定通り。

山は一瞬で真っ黒。何千、何万の虫たちが丸焦げだ。

この日。友人のフクチ夫妻の別荘でサンドイッチの試食会。

料理好きのMrsフクチが、東京でサンドイッチの店を始める。サンドする食材が豪華。

ニコタマあたりの富裕層が顧客とのこと。商売繁盛を祈りたい。

なにか新しいことを始める人は、瞳がキラキラしている。良い。

冬の伊豆高原は夜空がきれいなので、星の話を。

●シリウスと冬のダイヤモンド。
ウチは室内禁煙なので、どんなに寒くてもテラスで喫煙しなければならない。
夜空を見上げる。冬は空気が澄み切っているので、星座がくっきり。
シリウス。大きな星だ。鋭く光る青。清冽な蒼い星。
おおいぬ座。距離8.6光年。全天一の輝星。冬のダイヤモンドの一角をなす。
プロキオン〜シリウス〜リゲル〜アルデバラン〜カペラ〜ポルックスの
一等星６個を結ぶ六角形を「冬のダイヤモンド」という。
星ネタがひとつあると、夜のデートに、効くよ。

●つづいて、スピカ。
春の星スピカ。乙女座。距離350光年。色・白。
北斗七星から伸びる春の大曲線の終点に白く輝いている。
アークトゥルス、スピカ、デネボラで造る三角形を「春の大三角形」という。
星ネタがふたつあると、夜のデートに、効くよ。

●宇宙の色はターコイズ。
宇宙の色は「緑がかったうすい青」と、
ワシントンで開催中の米天文学会で発表された。　
発表したのは米ジョンズ・ホプキンズ大のグループ。
オーストラリアの望遠鏡で、地球から２０億―３０億光年もの彼方にある、
約２０万個の銀河を観測。この結果、浮かび上がったのがトルコ石の色に似た
緑がかった「うすいターコイズ」という青色だった。
へえ、そうなんだ。いままでは無限の暗黒かと思ってたのに。

●新しい花壇に植えたい植物。
ローズマリー、ミント、ラズベリー、ブルーベリー、バジル、ラベンダー、コリヤンダー、
ペッパー、ミント、キンカン、赤とうがらし、竜のヒゲ多数。白実の万両も追加したい。
2002年の庭は少しイメージチェンジする予定。

●成田三樹夫のこと。
東映の俳優。故人。なかなかイカした男だった。スカッとした風情が好きだった。
深作欽二監督の映画で「すごい強いお公家」役の成田三樹夫が良かった。立ち姿がいい。
立ち姿の美しい俳優は、見ていて気持ちがいい。売れ出した頃の西村雅彦など。
成田三樹夫、いまで言うと誰に近いんだろうか。う〜ん、思い当たらない。

●二十四節気は美しい。
一年を24等分した季節の呼び名。どれもこれも表現が美しい。
とくに好きなのが、清明と白露。ぞくぞくっとする。
春：立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・
夏：立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑・
秋：立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・
冬：立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒