まえ  つぎ 日記INDEX

4月4日


カリンの花が咲いた。

思っていた以上に強いピンクなのでびっくりした。こんなに花の色が濃いのは、
やはり暖かすぎる気候と関係があるんだろうか。
かつて日本の老作家が、庭に樹木を植えることになって、庭師が「花梨」を勧めた。
すると、その作家、「もっと、こう、洒落た樹木はないのか」。庭師は説明する。
「外国では花梨のことをマルメロとか言うらしいですよ」。
「おお、マルメロか。それは、いい」。外国かぶれの作家らしいエピソード。
ウチの花梨は、今年、いくつ実ができるだろう。5個以上なら褒めてやる。


モノラルでも音の洪水「フィル・スペクター」。

1960年代アメリカのポップスシーンを独走した作曲家フィル・スペクター。
「be my baby」あたりなら、誰もがいちどは聴いたことあるはずですよ。
4枚組のCDセットだけど、これがいい。大滝詠一や山下達郎が影響されるわけだ。納得。


夏川りみ「南風」。

沖縄で大ヒットしている歌手と歌。アルバムの中の一曲「涙そうそう」がいい。
さびしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう
涙が流れる感じがいい。「そうそう」という表現。これ、沖縄の方言ですか?
涙ぐむでもない。涙ポロポロでもボロボロでもなく、そうそう。静かな哀しみ。
春から一足飛びで夏になりそうな2002年。
伊豆高原うららか生活者としては、早くも夏気分の音楽を。
例年、レゲエのサウンドが別荘地に流れるが、今年は趣向を変えて沖縄。夏川りみ。


うららか3号・別名アホバカ妹の誕生日。

妹は、いま、パッチワークに夢中である。
毎日、シコシコと針を動かしている。見ていると実に根気の要る作業だ。
すでに作品らしきものが3.4点完成している。
私は、手作り品をすべて良しとする男だ。まだレベルが低くても良い。
作り手の匂いがある。味がある。手の温もりがある。小さなクリエイティブ魂がある。
あと、彼女の趣味は競馬。毎週、伊東駅前のキオスクまで競馬雑誌を買いに行く。
ただし勝馬投票券つまり馬券は買ったことがない。純粋にサラブレッドが好き。それだけ。


誕生日なので外食。我が家のささやかな贅沢。

ほんとはピザ&パスタを食べる予定だったが、イタリアンの店は人気店のせいか平日なのに超満員。

急遽、ピザから寿司へ。うまいと評判の寿司屋へ行く。伊豆の地魚を中心に食べた。味も雰囲気も評判倒れだ。

この店は常連客専門の店みたい。フリの客には、主人、挨拶もしない。「ありがとう」のひと言もない。

カウンターの常連と話し込んだまま。シャリもくちゃ、魚はゴワッ。常連客にオベッカ笑い。

ケッ、アンタみたいなヤツが握る寿司を食ったから、気持ち悪くなってきた。バカ!



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