まえ  つぎ 日記INDEX

5月11日


ラブホテルの料金は。

散歩に行く途中にラブホテルがある。入り口近くに料金を明示した看板がある。
妹はそこを通るたびに料金をチェックしている。あ、きょうはお泊まり12000円だ!
当然のことながら、祝・休前日は料金が上がる。商売の基本。需要と供給、経済の原則。

だが妹はなぜか怒っている。6800円だと思ってきたら12000円。どうするの?
きっと彼はその前に食事だって彼女にオゴッてるのよ。お金、足りないかも。
ラブホテルの入り口で彼女に「ここはワリカンにしてくんない?」とも言えないでしょ。

妹は、手持ちが少ない男の心配をしながら、12000円の看板を睨みつけている。
私は、見知らぬ男の財布の心配よりも、そこへ行ける男が羨ましいと思う。
懐が心許なかろうが、どうだろうが、知ったこっちゃない。

もう一軒、森の中に隠れるように建つラブホテルがある。ここも散歩途中に通る。
午後の早い時間に散歩するのだが、けっこうホテルを利用するクルマが出入りしている。
またも妹は怒る。真っ昼間から、なんてことを! ムキになって怒っている。
いいだろ、向こうにも事情があるんだから。と、言いながらもすごく羨ましい私である。
ああいうことは夜にしてほしい。妹は古いタイプである。昼間のナニは許さないのだ。
このホテルは、いつでも料金が●●円。年中一律。安心である。おすすめ。


子供の会話は笑わせる。

ゴールデンウイーク、近所の別荘が賑わう。すぐ隣の別荘にも家族が遊びに来た。
小学校5年長男、3年長女、1年次女。パパは、川崎でヤキトリ屋さんを経営。
商売柄、子供たちはクチが達者。接客しているとは思わないが、すごく、おもしろい。

以前、庭で遊ぶ子供たちを見かけたので、こんにちはと挨拶をした。
すると、長女が、私に「お客さん、チョコレートを食べませんか」。
私はチョコが大好きである。「お、そうか。いただきます」。遠慮はしない。
差し出されたチョコを見て驚いた。泥で作ったチョコレート。明治の泥チョコレート?

いくらビンボーしてても、泥は食べない。それだけは勘弁してほしい。
長女が薦めたチョコを私が食べないので、こんどは次女が「お客さん、胃が悪いの?」

胃は丈夫だけど、泥はね。そこに小学校5年の長男登場。泥のチョコを見て私に言う。
「すみません。ウチの子供はバカでしょう」。笑った。じゃ、お前は、誰だ。


校庭を芝生に。

子供たちがケガを恐れて校庭で遊ばないらしい。
そこで教育委員会は校庭を芝生にして子供たちを外で遊ばせようと計画中。
そんな記事を読んだ。ころんで膝小僧を思い切り擦りむいて保健室で治療してもらう。
消毒薬が、しみる、しみる。痛い、痛い。そういう痛みを知らない子供が多いのか。

ケガをする。血がにじむ。痛い。そういう当たり前のことが感覚的に認識できない。
だから、他人の痛みがわからない。平気で人を痛めつけ、刺し、殺し、捨てる。
芝生になんかしないで土のままでいい。石ころは、みんなで拾えばいい。
少々のケガなど問題にしない。外でガンガン遊ばせる。そうすればいいのに。
親がうるさい? 大切な我が子がケガしたらどうするの? アンタ、責任とれる?
その時点で、その親子は、すでに大きなケガをしている。気づかない哀れ。


大切なもの、親指。

携帯電話がこれだけ普及すると、親指がどんどん進化していくと思う。
使われる肉体は進化し、使わない部分は退化する。自然の摂理だ。
あと500年もすれば人間は親指1本ですべてをこなせる動物になるよ。
だから、暴力的稼業ヤの字関係の方々は、小指をツメるのは軽い不始末のときだけ。
とんでもないミスを犯した場合は、なんと親指をツメられてしまうらしい。
携帯もかけられない。メールも送れない。パチンコもできない。不便極まる。ムゴい。



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