●5月25日

伊豆高原プロヴァンスの森（広告コピーより）

　癒しをテーマとした花と森と野鳥の庭園、
　伊豆高原プロヴァンスの森。
　4月26日（土）伊豆急行・伊豆高原駅前にオープン！

そんなもんができたなんて、全然、知らなかった。
刺身がうまい伊豆にプロヴァンス。強引な戦略だ。
世間にはオランダ村やスペイン村があるから、
まー、この際だ。目をつむって、大目に見よう。

にしたって、また「癒し」かい？
この「癒し」ほど使えば使うほどウザったくて、
おこがましくて、鬱陶しいものはない。
あんたなんかにイヤされたくないわい！
癒しは、度を過ぎると、卑しい。
　
　約3万3千平方メートルの敷地に、南フランスのリゾート地、
　プロヴァンス地方の雰囲気を再現した庭園では、
　ラベンダー、ローズマリーなどのハーブ、
　バラ、ヒマワリ、ハナミズキなど、
　約300種類の花を1年中楽しむことができます。

プロヴァンス地方。心地のいい語感。なーるほど。
北海道虻田郡地方より、いいかな。真狩村。細川たかし。
そんなことより都会の観光客はともかく、
地元の人でプロヴァンス地方を、何人が知ってるんだろう。
知らないのはウチだけか。とほほ。
元ネタを知らないまま仮想プロヴァンスを楽しむわけか。
おフランスのムードに浸れってか。どっぷり、つかれってか。
それ、無理ですね。どう考えても無理。だって、
私は「プロパンガス地方」に住んでるんだもん。

　カフェテラスでは、ゴッホの作品を愛でながら、
南フランスの香漂うアイスクリーム・シャーベット「アルルジェンヌ」や、
プロヴァンス直輸入の「ハーブ・ティー」などもいただけます。

ゴッホ！　そりゃー、すごい！　俄然、興味が湧いてきた。
見たいぞ、見たいぞ。よし、行こうと決めて、
仔細にチラシを読む。なーんだ、模写か。だよね。
ホンモノがあるわけないもんね。がっかり。

アイスクリームの名前が「アルルジェンヌ」だって。
だめ！　そんな名前じゃ、だめ！
気取ったって地元の人に愛され親しまれないよ。
アイスクリーム名「さざえのツボやき」にしませんか？
さざえの代わりにアイスクリームが貝に入っている。
お好み次第で網で焼いてもOK。
爪楊枝でほじくりだして食べましょう。

あるいは舟盛りで。

こっちは何かと言うと「刺身の舟盛り」だ。
先日、クロワッサンの舟盛りがパン屋さんに並んでました。
ウナギ屋には「うなぎパイ定食」だってあるよ。夜のお菓子。
私は地元密着の日常感覚を大切にしてほしいと願う。
ハーブティーなんか誰も飲まないもん。断言。
みんながみんな「杉山のぐり茶」です。ウチも。
日本人には緑茶がいちばん。カテキン。
　
まあ、できたものはしょうがない。
伊豆高原を隅から隅までを知り抜いた男・うーさん。
すべてを知っておかなくては気が済まない。
いちど見学に行こうと思っている。