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●Athens 2004.3.2
アゼンズ? あせんす? 「Athens」←これ、何て読む? バカ妻とバカ妹が私に聞いてくる。 ウチはわからないことがあったら自分で調べること!と言い渡してある。 何回も何回もきつく言っておいたはずだ。 なのにヤツらは平気で聞いてくる。たまには自分で調べろよ。 英和辞典をひけば3秒でわかることなのに。 わからないことを調べていくそのプロセスが楽しいのに。 そこをすっ飛ばして一気に答えだけを知ろうとする。それ、いかんよ。
ちぇ、けち! とか言いながら二人は「Athens」を解読しようと試みる。 3分後、妹が叫んだ。わかった、エーザンス!
あのなー、お前は古いタイプのマダムか? ざーます言葉か? なんだよ、それ。エーザンスって? 奥様、ナンざます? 仕方ないので正解を発表する。すごーく、もったいぶって。 「Athens」と書いて「アテネ」だ。オリンピックの発祥地&次回開催地。 するとバカ二人はクチをそろえて言う。 ぎゃ、アテネだって! エーザンスと書いてアテネかい! こんなの反則だ。 自分たちの無知を棚に上げてスペルに文句をつける二人。 ● 最近「知らない漢字」という本が売れているらしい。 いつもように本屋で立ち読みしてきた。おもしろかった。 無茶苦茶な当て字があったりして。 目を引いたのが「雪花菜」。せっかさい? ゆきはなな? ゆきバナナ? 雪バナナって、かちかちに凍り付いたバナナでしょうか。 マイナス35℃の冷凍室で釘を打つバナナのことでしょうか。 正解:きらず おからのことだ。切らないでも食べられるから「きらず」。ほな、アホな! 納得度65%。なんだか釈然としないけど、まあ、いい。 とにかく字面がきれいだから。雪・花・菜。 味も見た目もすごく地味で、どこといって取り柄がなさそうな、 あのオカラを漢字に変換すると「雪花菜」だったとは。うん、見直したぜ。 オカラだって美しい文字の衣装を羽織れば素敵になる。いやん、オカラさん♪ ウチは「雪花菜」と「鹿尾菜」を毎晩食べている。粗食の極み。とほほ。 オカラとひじき。地味なヤツだけが隠し持っている、すごい底力を信じて。
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