雨に濡れた玉砂利が、ギボウシの緑を鮮やかに浮かび上がらせている。
玉砂利を縁取るのは龍のヒゲ。年々、増えて困っている。バランス良く間引かねばならない。
雑草除けにと敷き詰めた玉砂利は、ふだんは淡い白。いわゆる淡白。
雨に濡れると薄い桜色になる……はずだった。
ああ、それなのに。赤飯色じゃん! お祝いして、どうする!
こんな庭と8年もつきあっている。