冬の運動会

録画しておいた向田邦子のテレビドラマ「冬の運動会」を観た。

てっきりTBSが久世光彦演出でやるのかと思ったら、今年は日テレ。びっくり。

樋口可南子と寺島しのぶが良かった。岡田准一は、あっさりキムタク超えてしまった。

クドカンが贔屓にするのがよくわかる。

先日放送された「タイガー＆ドラゴン」でも、時折り、いい表情を見せていた。

向田邦子は、ほんとうにタイトルがうまい。「冬の運動会」とは、付けも付けたり！

もし彼女が生きていたら、いま、どんな小説を書いているだろうか。

読みたくて、読みたくて、仕方がない。

冬のトマト

冬のトマトは糖度を計ると夏トマトより断然甘いという。

冬は成長が遅いからじっくり丁寧に育つ。その分、甘みが濃縮され深くなる。

夏トマトの豪快な甘さもいいが、じんわり歯茎にしみこむ冬トマトの静かで強い甘味もまた良い。

後からゆっくり育つというのは、悪いことではない。

たとえば1.2.3月生まれの子供は、同学年の子供に較べて少しだけハンディがあるけれど、

むしろ、ゆっくり成長してきた分、中身がきめ細かいような気がする。

きっと上質な何かがギュッと詰まっているに違いない。

1月23日生まれの「冬のトマト」を知っている。

その人は、小さいけれど、ぎっしり。

まもなく誕生日だ。おめでとう♪