●2005年11月07日:秋の恵み・キノコ
うーさん、キノコ、あげるよ。
近所の仙田老人からキノコを頂戴した。ありがとうございます。ひそかに期待したが松茸ではなかった。だろうな。
早朝、仙田老人が秘密の山から採ってきたという。
里山の斜面に浅い角度で差し込む日差しと、
朝霧がもたらす芳醇な潤いによって育てられたキノコたち。
里山育ちのキノコは菌糸体の密度が濃いように思う。だからこそ、うまい!
数多くある秋の恵みのなかでも、採りたての山キノコは、ちょっと特別。
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でよ、うーさん。幻のキノコを食べたことあるか?
はて?
ワシもまだ食べたことない。だって幻だもんな。
キノコ博士の仙田さんが食べたことない? まさしく幻ですね。
そうともさ!
そういうの食べたいです。なんて名前ですか?
うげっ! 仙田さん、こんな小学生みたいなオチで読者は納得しますかね。いいから、いいから。ほっときゃいいさ。こういう日もあるさ。
ですね、ですよね。
追記1:「キノコ」は正しくは「茸」ではなく「樹の子」と書く。
追記2:「きの子」はお隣りの奥さんの名前。口紅が異常に赤いのですぐわかる。
追記3:「ピノコ」はブラック・ジャックの恋人である。 ← なんも関係ねーじゃん!
あ、そうそう。仙田さんから栗もいただいた。クリについては書きたいことがある。明日、書きます。
食物だけが秋の恵みではない。
地面を鮮やかに彩る紅葉は、冬を迎えんとする広葉樹からの美しい恵み。