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●2005年12月27日:映画「皇帝ペンギン」

フランスのドキュメンタリー映画「皇帝ペンギン」を観た。

チョー極寒の南極大陸で粛々と命をつなぐ皇帝ペンギンたち。

零下40度の過酷な自然環境の下、新しい命を育むため強風吹きすさぶ氷の上を

短い足を不器用に動かしながら歩く。ひたすら歩く、歩き続ける。

めざすは自らの誕生の場所でもある繁殖地ルッカリー。いわゆるコロニー。

目的地に辿り着いたペンギンたちはパートナーを見つけるために求愛のダンスを繰り返す。

そして授けられる新しい命。しかし、卵を産み落としたばかりのやせ細ったメスたちは、

やがて生まれてくるわが子のために、エサを求めて群れを離れなければならない。

その間、卵を託されたオス達は、120日間におよぶ絶食をしのぎ、ひたらすらわが子の命を守り続ける。

旅立っていったパートナーが、必ず帰ってくることを信じて・・・。

動物の子育てには、いろんなパターンがあるけれど、

皇帝ペンギンのオスは最も過酷だと思う。真剣勝負とはこのことだ。

無事に雛がかえり、独り立ちして、いよいよ海に飛び込むラストシーンは感動的。

多くの撮影スタッフが重度の凍傷にかかったと聞いたが、さもありなん。

年末なのにのんびり映画を見終わってから散歩に出た。

事件は起こった。O池小学校のすぐ横を歩いていたときだ。

冬休みに入り、誰もいない静まりかえった校舎。

カラカラに渇いた広い校庭を歩いている、あれはナニ?

ペンギン! まぎれもなくペンギンだった。

すでに廃業した「伊豆高原・ペンギン博物館」の生き残りだろうか。

すかさず私はペンギンに問い詰める。


お前よ、こんなとこでナニやってるわけ?

別に…。

やけにあっさりした返答じゃん。

今回はオチがわかってる。オレは校庭を歩くペンギン。校庭ペンギンだろ。

ぎゃふん。

だからさ、だらだら書かないで早くツッこんでくれよ。

では、お言葉に甘えて。

お前は、アデリー・ペンギンかよ!

そうじゃなくて。校庭、校庭…。

お前は、フンボルト・ペンギンかよ!

だからぁ、校庭を歩いてたわけだから…。

お前は、イワトビ・ペンギンかよ!

どうでもいいけど、くどくね?

お前は、中国の首都かよ!

なに、それ? 北京ってこと? オレは、ペ、ン、ギ、ン!

お前は、北京ダックかよ!

アヒルかよ! 白髪葱といっしょに包んで食うのかよ!

長々と失礼しました。改めて、いきます。

まじめに頼むぜ、おい。

お前は、アデリー校庭ペンギンかよ!

アデリー、つけないで。

お前は、校庭かよ!

それだと楽しい運動会が始まるわけで…。

お前は、校かよ!

正倉院・校倉造り。

お前は、庭かよ!

球根を植えたり。

お前は、かよ!

蚊じゃなくて…。


ちゃんと、やろうよ。ね、お願い!


校庭ペンギンかよ!

じゃんじゃん♪



★資料1:これが伊豆育ちの「校庭ペンギン」です。くりっく!

★資料2:「伊豆高原・ペンギン博物館」は「怪しい少年少女博物館」に変わりました。



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