拙ホームページのキャッチフレーズは、れっつ・ごー 伊豆高原ですが、
以前から気の利いたサブフレーズが欲しいと思っていた。
昨夜から伊豆高原は雪。霙まじりの湿ったベチャ雪だ。
どこにも出られないので納戸から古い映画を引っ張り出した。
「LA DOLCE VITA=甘い生活」。これだと思った。
伊豆高原の甘い生活。ないす!
現実は甘くも何ともないけれど「甘い生活」を願うことは自由だ。
そんなワケでサブフレーズを「LA DOLCE VITA」にしました。よろぴく♪
くせもの監督フェデリコ・フェリーニが、
マルチェロ・マストロヤンニとアニタ・エクバーグを絡ませて、
絶望のローマを描いた「LA DOLCE VITA」(1959年)。
これは甘いどころか皮肉なほどビターな映画。こういうの好きです。
享楽の果ての底知れぬ深い虚無感と孤独。人生は、苦い!
この苦いチョコレート映画は、ぜひ大人に食べていただきたい。
伊豆高原の「どるちぇ・びーた」は、ほんのり甘いです。
メロウで、ファンキーで、トラディショナルで、
軽く、重く、軽く、浅く、深く、浅く、スピーディなのにスロー、そんな生活。
浮きに浮いた安っぽい甘味や苦味は、もう、たくさん!
質実でマジメで強い意志を持った「明治の板チョコ」人生を送りたい。
ハヤりの「くちどけまろやか・生チョコ」ではなくて、噛むと、かりっ、こりっ、ぱきっ。
小気味のいい音がする、昔ながらの板チョコが好きですね。
古い人間なんで。