まえ  つぎ  日記INDEX
●2月19日 LA DOLCE VITA


拙ホームページのキャッチフレーズは、れっつ・ごー 伊豆高原ですが、

以前から気の利いたサブフレーズが欲しいと思っていた。

昨夜から伊豆高原は雪。霙まじりの湿ったベチャ雪だ。

どこにも出られないので納戸から古い映画を引っ張り出した。

「LA DOLCE VITA=甘い生活」。これだと思った。

伊豆高原の甘い生活。ないす! 

現実は甘くも何ともないけれど「甘い生活」を願うことは自由だ。

そんなワケでサブフレーズを「LA DOLCE VITA」にしました。よろぴく♪

くせもの監督フェデリコ・フェリーニが、

マルチェロ・マストロヤンニとアニタ・エクバーグを絡ませて、

絶望のローマを描いた「LA DOLCE VITA」(1959年)。

これは甘いどころか皮肉なほどビターな映画。こういうの好きです。

享楽の果ての底知れぬ深い虚無感と孤独。人生は、苦い!

この苦いチョコレート映画は、ぜひ大人に食べていただきたい。


伊豆高原の「どるちぇ・びーた」は、ほんのり甘いです。

メロウで、ファンキーで、トラディショナルで、

軽く、重く、軽く、浅く、深く、浅く、スピーディなのにスロー、そんな生活。

浮きに浮いた安っぽい甘味や苦味は、もう、たくさん!

質実でマジメで強い意志を持った「明治の板チョコ」人生を送りたい。

ハヤりの「くちどけまろやか・生チョコ」ではなくて、噛むと、かりっ、こりっ、ぱきっ。

小気味のいい音がする、昔ながらの板チョコが好きですね。

古い人間なんで。



まえ  つぎ  日記INDEX


inserted by FC2 system