●3月1日 シャボテン公園の労働組合
3月です。
年度末で何かと気ぜわしい今日この頃、いかがお過ごしですか。
今日は伊豆高原の観光名所「シャボテン公園」のお話です。
「伊豆のディズニーランド」と言われ人気絶頂の観光スポット、シャボテン公園。
ここは不景気のため一度は破産したが、
新しい会社にまるごと事業移管をして営業を継続することになった。
社員一同、ほっ、ほっ♪ これが昨年のこと。
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ところが2月28日付けで「全員解雇」の通知が届いた。さあ、大変! 晴天の霹靂!
会社側の説明によると、解雇通知は新会社へ移行するための一時的な措置であって、
断じてクビ切りではありません! とのこと。
今後も雇用問題については柔軟に対応すると約束している。
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そうは言っても公園に勤務する社員たちは不安の色を隠せない。
私たちの職場はどうなるのか。このままここで働けるんだろうか。
退職金はどうなる? 家族はどうなる? 残ってる有給休暇はどうなる?
早速、「シャボテン公園労働組合」は決起集会を開催!
全社員が参加して伊豆高原は「さくらの里」までデモ行進をした。
観光客のみなさん。彼らの切実なシュプレヒコールを聞いてください。
断固、闘うぞぉぉぉぉぉーーーーーーー!
クビ切り、絶対、反対ーーーーーーーー!
我々は家族を守るぞぉーーーーーーーー!
我々は生活を守るぞぉーーーーーーーー!
エサを、くれぇぇぇーーーーーーーーー!
みかん、くれぇぇぇーーーーーーーーー!
完全放し飼いにしろぉぉぉーーーーーー!
観光客! 石、投げるなぁーーーーーー!
えい、えい、おぉ!
えい、えい、おぉ!
資料:「リスザル労働組合」は昭和28年に結成された伊豆半島で最初の労働組合である。