10月31日:白い庭


ウチの庭は伊豆高原イチの「ホワイトガーデン」だと自負していた時期があった。

全力を注いで究極の白薔薇をいくつも咲かせた。

見事な花を咲かせ、独り占めできるなら、3年くらいは寿命を縮めてもいいとさえ思った。

その後、いろんな事情でごく普通のリーフガーデンに変貌してしまったが、

来る日も、来る日も、白い庭の手入れをしていた3年間。あれはあれで濃密な日々であった。

いまは、こんな感じ。

すっかりシンプルな庭になりましたが、少々、広すぎて雑草取りが大変です。


 かつての白い庭


 かつての白薔薇


ホワイトガーデンで思い出すのが、作家・丸山健二氏である。

小説と同じくらいのパワーを傾注して作り上げた庭。私庭の大傑作である。

夕庭」をはじめ何冊もの写真集を出版している。

小説の最新作は「落雷の旅路」。こんどは短編集だ。

そして、写真集「小説家の庭」がまもなく発売される。

デビュー40周年を迎えた伝説の作家は、こういう人です。

読んでみてください。

いま、丸山健二の大傑作「千日の瑠璃」を友人Rさんが読んでいる。

まもなく読了するとのこと。感想を聞くのが楽しみだ。





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