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5月16日:黒毛和牛の地引き網体験


皆様に内緒でお知らせした「黒毛アジ和牛」ですが、

本日午後、養殖から半年が経過したので引き揚げることになりました。

結果は、いかに?

昨年11月、アジの稚魚を「バイオテック養殖装置」に放流(?)してから、

早いもので半年が経つんですね。我ながら、びっくり!

アジの稚魚がほんとうに黒毛和牛に成長するのか。

それが真実ならば、まさに黄金のアジである。

21世紀が生んだ奇跡のバイオ錬金術である。


少なくとも3000億ドル超の資金をアジの養殖に投資したニューヨークのファンド関係者をはじめ、

アラブのオイルマネー(ハイオク145円)、コロンビアのコカイン洗浄マネー、北T鮮の偽ドル、

経済急成長に浮かれる中国のバブルマネー、シンガポールに移転した村上ファンドなど、

世界各国のありとあらゆるマネーが伊豆の海に投下された。

いまや伊豆半島は世界の三大金融市場と肩を並べる存在となった。

ちなみに「伊東市川奈沖アジ養殖債券」の格付けは「+AAA」である。

安心してお買い求めください。byスタンダード&プアーズ


アジが、半年で、黒毛和牛に!

このキャッチフレーズを信じる世界中の人々。

金の盲者(金に目がくらんで失明した)である日本人投資家はもとより、

数多くの外国人投資家が「黒毛アジ和牛」の誕生を固唾を飲んで見守っている。



一方、世界中のプレスが取材に訪れて対応に苦慮している伊東市観光協会から、こんな提案があった。

半年に一度の「アジが黒毛和牛に! 2006 ITO 奇跡の大変身ショー!」を、

重要な観光イベントとして定着させたいので、

観光客や地元の皆さんが気軽に参加できるよう、

黒毛アジ和牛を地引き網で引き揚げたらどうだろうか。


牛を地引き網で引き揚げるってか!

素晴らしい。なんてこったい。えっくせれんと!

主催者側は二つ返事で、おっけー!



午後2時、今にも降り出しそうな空模様にもかかわらず、

世界中の投資家、一般観光客、漁業関係者、水産試験場の技師、

近所の家族連れら約6500人(主催者発表)が参加。

子供も大人も大喜びで地引き網を引いた。引きまくった。

わっせ、わっせ、わっせ! わっせ、わっせ、わっせ!

わっせ、わっせ、わっせ! わっせ、わっせ、わっせ!


浜に引き揚げられた大量の黒毛和牛や、蘇我入鹿、ホオジロザメ、

今が旬のアジ、イサキ、タナゴ、キスなどの姿に、投資家や子供たちは歓声を上げた。

大量だ、ほんとに大漁だ! みんながハイタッチをした。誰もが笑っていた。

先生も生徒も父兄も泣いていた。100人101脚、感動をありがとう!


北海道から来たとい若い母親は、

子供たちに体験させたくて参加しました。

牛を地引き網で引き揚げるなんて初めて!

すごく楽しかったです! とニコニコ顔で話した。


★CNNニュースより

黒毛アジ和牛養殖組合・中川義隆理事長の談話。

みなさんに喜んでもらえたようで、ほっとしました。

本当にアジが黒毛和牛に成長するのか半信半疑でしたが、

ホントだったんですねー。サプライズです。いっつ・みらくう!

もう、我々のことを詐欺師とか言わないでほしいですな。

今後、アジが黒毛和牛に成長していく過程をナマで見られるなど、

自然観察の要素も加えていきたい。

えー、次回の「黒毛和牛・地引き網体験」は12月の予定です。

みなさん、ふるってご参加ください。





★黒毛アジ和牛の地引き網会場にて(写真提供・共同通信)


1:すごく楽しそうな兄弟。はっする、はっする!


2:伊豆高原小学校3年2組のみなさん。綱の握り方でモメている。


3:立派に成長した黒毛アジを見て安心する養殖関係者


4:地引き和牛に参加した外国人投資家のジャックさん


5:終了時間が過ぎても黒毛和牛を探す強欲な観光客


6:地引き犬


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