7月31日:ランチは1000円!


  

函南町で新しいレストランを見つけた。

和&イタリアン「花の木」。

HPによると、27年間和食一本でやって来たが、

昨年11月、「和&イタリアン HANANOKI」としてリニューアルオープン。

和・伊・仏などさまざまな食材を使った、ジャンルを超えたオリジナル料理が味わえます・・・・とのこと。


イタリアン好きな相方と亀石峠を越えて出かけた。

辿り着くまでに少々迷ったが、こぎれいな店構えにホッとする。

店内も清潔で気持ちがよい。

差し出されたメニューを見て驚いた。

安い! ジャスト1000円! えっくせれんとぉ!


「冷製トマトパスタ」を注文する。サラダ・ドリンク・バケットが付いて1000円。

相方は「昔ながらのハンバーグ」。サラダ・ドリンク・バケット+冷製スープが付いて1200円。

うまい、うまいじゃん! 合格、合格、ぽん♪

相方がデザートを追加オーダー。ケーキ2種=200円。

次回の参考にとメニューを仔細にチェックする。

注目したいのは、↓ここだ。


復活しました!

花の木うな重 2枚 肝吸い・デザート付き 1600円。


う、う、うな重!

HPトップにも、ゴハンが見える「うな重」の写真がある。←普通は見えない

和食店だった頃からのファンの要望があって、カンバックした「うな重」なんだろうか。

数多くのお客様から熱い熱いリクエストがあったんだろうなー。


かつて、お父さんは腕のいい和食の達人だったが、

昨年、体力の限界を感じて引退。

店は、イタリアンシェフの息子に任せた。


息子は張り切ってパスタ系のメニューを増やしたが、

古くからの常連客は、お父さんの蒲焼きを食べたい。どうしても食べたい。

仕方なく見よう見まねで息子も焼いてみたが、お父さんの味が出せない。

300尾以上のサンマを使って焼きの練習をしてみたがダメだった。

どうしてもウナギの味を出せなかった。

それは、誰が食べてもサンマだった。


鰻は、出前3年、裂き5年、我慢できるか焼き10年という。

ああ、お父さんには叶わない。

こじゃれたイタリアン・レストランをめざす息子は、少しだけ悩んだが、

元来、前向きで楽天的でイタリアンな性格なので、

和とイタリアン、うなぎとパスタ、ふたつの融合だ! 

父と息子が作る、板李安の店「花の木」かぁ、おもしれーじゃん♪ と、

ちょー気軽に「うな重」を復活させた。


引退して老け込んでいたお父さんは、焼きの現場に復帰した途端、

イキイキとして前より若くなったように見えた。

2005年11月、「うなぎ&イタリアンの店」が誕生した。


カウンターで「うな重」をうまそうに食べる男がふたり、

「夕やけ卵のふんわりオムライス」に大喜びする子供と若いママ、

「冷製トマトパスタ」と「昔ながらのハンバーグ」の味に感心しているカップル。


和食の名残りを色濃く引きずるイタリアン・レストラン「花の木」。

コストパフォーマンス抜群で、おいしくて、清潔で、店員がいい感じ。

伊東からは遠いけれど贔屓にします。

メニューの「うなぎパスタ」が、何となく誇らしげだった。


昔ながらのハンバーグ


注:お父さんと息子の物語はフィクションです♪



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