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●8月19日:イノシシ拿捕事件!


伊豆(イマメ)農業協同組合から、第1管区伊豆(イマメ)警察署に入った連絡によると、

18日午後7時40分ごろ、中伊豆村の特別警戒区域で、同イノシシ村所属の大型トラック

「第21イノシシ丸」(3.5t)が、修善寺国境警備隊(伊豆猟友会)から銃撃を受け、拿捕(だほ)された模様。

日本政府は、首相官邸に情報連絡室を設置。修善寺総領事館を通じて情報収集を急いでいる。


第1管区伊豆警察署によると、「第21イノシシ丸」には、

猪川重三さん(78)と妻の猪川遥さん(30)が乗り込んでいたが、生命に別状はないという。

現在は修善寺猟友会のイノシシ難民用の檻に拉致監禁され、引き続き取り調べを受けている。


調べによると、「第21イノシシ丸」は、警戒に当たっていた猟友会に、

中伊豆と修善寺の国境付近で発見されたが、停止命令を無視して逃走。

信号弾を何度か上げたが止まらなかったため、やむなく猟銃で威嚇射撃したという。

この海域というか村域では過去にもこのような事件がたびたび起きている。

手負いとなった「第21イノシシ丸」は、修善寺方面へ逃走中、

ルーフアンテナを伸ばしすぎて送電線を切断、大規模停電を引き起こした。

猪川イノシシは「送電線には気づかなかった。上なんか見ないしぃ…」と言っている。



★伊豆国境警備隊(いのしし猟友会)・畑中次郎さん(47)の話。

11月中旬の狩猟シーズンだったら実弾が使えたけどよぉ。

そまでは妊の一字だ。 ←「忍」だと思われ

イノシシは脂が多いけど、冬に食ったら風邪知らずだぜ。

ここ見てみ。



★なぜ、このような事件が起きたのか。イノシシ評論家・パンチョ猪狩さんに聞いた。

「第21イノシシ丸」は、農作物の夜間収集許可は得ていますが、

伊豆農業調整規則に基づく「昼間収集イノシシ」ではないため、夜間の村外活動は禁じられています。

ここ2.3年、イノシシの本場・天城地方から不法出国するイノシシが急増。

とくに今年は長梅雨などの天候不順により、野菜など食料不足が深刻で死活問題となっています。

こうしたこともあって、イノシシたちは村外に食料を求めざるを得ない。

今後も山の餌不足がつづくと違法な密出国が増加すると考えられます。

さらに追い打ちをかけるように外国人イノシシの不法滞在は、

地元イノシシがますます食場を失うことになりかねない大きな社会問題ですが、

イノシシの靖国参拝、あれも、どうでしょうか? アジアの国々から批判を受けると思いますよ。



★イノシシ遺伝子研究所・船山伊知郎さん(53)の話。

イノシシは冬眠しない。だからやっかいなんです。

クマみたいに冬眠すれば空腹で悩むことはない。

いま、遺伝子操作によって「冬眠するイノシシ」を開発中です。

名付けて=イノクマ2号。

まんまじゃん!てか?

いいじゃん! アンタに言われたくないよ。



★「第21イノシシ丸」の乗組員・猪川重三さん(78)は語る。

まぁず、山の餌不足ったら、ないよ。何にもないもん!

昔はよぉ、木の実いっぱいの広葉樹が多かったわけさ。

だからオレっちは人里なんかに降りて行かないわけさ。だろ?


ところが、お国がスギやヒノキの植林を奨励した。いつのまにか山は針葉樹ばっか。

木の実が極端に減少して、増えたのは花粉症。オレたちは食うモンない。

仕方なく農家の裏口で生ゴミをあさったり、稲、球根、タケノコを食べたりするようになった。

電気柵とかいろいろ防護したってよぉ、浸入するときはするよ。

背に腹は代えられないってね。こっちだって生きるか死ぬかだもん。

★食糧不足でやせ細った村民


でもよぉ、オレっちが一番食べたいのは、やっぱ木の実だなぁ。

ドングリとかシイの実が鈴なりの山さえあれば、みんなそこに帰って行くんだよ。

警備車両から銃撃されるような無様なマネをしなくて済むんだ。

にしたって、いきなり撃たなくてもいいだろうが!

修善寺国境警備隊・猟友会め! お前はロシアか。



ベテラン乗組員・↑猪川重三さん(78)の横で、

「うるおい美率」をゴクゴク飲みながら、心配そうに見守る妻の猪川遥さん(30)。

年の差=48歳!



猪川重三さん(78)が国境警備隊(伊豆猟友会)に渡したとされる贈賄の証拠物件・猪最中


北天城村の圧政を逃れて脱北したイノシシ親子。現在は南天城村で暮らしている。↓逃亡中のスクープ写真(AP)



中伊豆イノシシ村の標語

イノシシに 見せない あげない 我が家の生ゴミ

食卓で 今日のできごと話す父 明日も無事故で がんばって

小さな危険 あなたが発見 みんなで改善 職場の安全

一瞬の 油断がこわい 交差点

渡らない 横断歩道の ないところ




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