●01月12日 続・イトーの日
前回の日記で、1月10日は「イトーの日」と書いたが、
伊豆新聞によると、どこもかしこも押すな押すなの大盛況だったらしい。
押すな、押すな、押すな! 押すな、押すな、押すな!
押すな、押すな、押すな! 押すな、押すな、押すな!
押すな、押すな、押すな! 押すな、押すな、押すな!
★関係者のコメント:伊東市民はつくづく無料が好きなんだと改めて実感した一日でした。
ところが、どっこい!
伊豆半島伊東市(人口75000人)の無料サービスデーとは桁違いの、
それはもう、ものすごい規模の無料キャンペーンがあったことを、あなたは知らない。
世界一のコンビニ「せぶん・いれぶん」が、今年の元旦に、
オール商品=オール無料という世紀の大サービスを展開したことを、あなたは知らない。
07年1月1日=7・11 せぶん・いれぶん・いい気分♪
数千年に一度、いや数億年に一度の「07/1/1」を祝しての大サービス!
全国11,525店の「せぶん・いれぶん」が、この元旦に限り、全商品無料!
とにかくタダ! お財布無用! 手ぶらで、かもん! 家族で、かもん!
これ、マジで、ものすごいことでっせぇ!
ところが不思議なもので、ほとんどのお客さんがいつも通りお金を払ったという。
いつもの弁当とお茶 → 温めますか? → うん♪ → その間に千円払う → お釣り350円
こういう流れがお客さんと店員のカラダに染みついている。
今日は「ノリ弁も、お茶も、全部タダ!」。アタマでは理解していても、
客はいつものように、ごく自然に千円を払い、店員もまたお釣りを渡さずにはいられない。
これがコンビニの日常的風景、果てしなきルーチン・ワーク、恐ろしき反復反射運動。
なぜ、こんな大大大イベントをあなたは知らなかったのか。
ものすごい客が押し寄せて大パニックが発生する。元旦なのに。
商品の奪い合い、強奪、万引きが連続して勃発する。元旦なのに。
政府は迷うことなく軍を投入して戒厳令を敷く。元旦なのに。
夜間外出禁止令が出されたにも関わらず、部長宅に年賀のご挨拶に出かけた高橋さん。
帰宅途中にコンビニでおでんを買ったら、本日は無料ですよと言われ、
おでん好きな高橋さんは、うれしくなってネタをすべて買い占めた。
店先であわてて食べまくったら、ツミレとドレミがひっかかって窒息死。
あえなくお陀仏、元旦なのに…。
こういう事態を危惧した「せぶんいれぶん・じゃぱん」は、
世紀の大イベントを大々的に告知しなかったため、ほとんどの人が何も知らないまま元旦を迎えた。
事前に知っていたのは、一部の会社幹部と、一部のコンビニ店長ノグチと、一部のオレだけ。
おかげで「ぎうにう・40本」「うるおい美率・300本」を無料で持ち帰ることができた。うしし♪
いま、ウチの冷蔵庫は、牛乳&うるおい美率で満杯状態です。
何はともあれ「1月10日=イトーの日」は、それなりの人出を誘発した。
こういう小さなイベントによって、小さな町の景気が少しでも上向けば、それはそれでナイス♪
来年1月10日は、伊東市民だけでなく、すべての人が無料になりますように。
★こっそりお知らせ:
7月11日=せぶん・いれぶんの日。全品無料です。友達にはナイショだよ。