●2007年02月12日 大室山バーニング!
11日、雨にも雪もたたられず予定通りの日程で山焼きが行われた。
35000人(主催者発表)の見物人が見守るなか、ジャスト正午点火。
れっつ・ふぁいあー!
カラカラに乾き切った茅やススキが、一気に燃え上がり、焼け広がる。
今年は例年になく早いスピードで炎が走っている。まさに圧巻!
観光客が、わーわー、きゃーきゃー、あぢぢぢぢぢ! とか言ってるまに山焼き終了。
花火と同じで火炎系のイベントは、短ければ短いほど印象的だ。
これがだらだら5年も10年も燃えつづけたら、みんな飽きちゃって誰も見ないよね。
つーか、それって、活火山じゃん。
容量の関係で削除してしまったが、以前、このサイトに、
庭の花や伊豆高原のイベントを写真で紹介する「風笑い日記」というコーナーがあった。
2003年の山焼きを紹介した写真の下に、こんなことを書いた。
火神、春の空を翔ぶ!
毎朝、麓に住む古老が拝跪して祈る大室山。
曲線だけのうららかな山容。樹木が一本もない不思議な山。
毎年、2月の第一日曜日に山焼きが行われる。ところが今年は日曜日はいつも雨。
今度こそはと期待した3月9日も雨。
順延、順延、また順延。焼けない、焼けない、また焼けない!
2003年3月15日金曜日正午、大室山バーニング! ←平日じゃん
2月の山焼きが3月中旬まで延びてしまった。
鬱分を晴らすように紅蓮の炎が数多の生命を抹殺しながら頂上をめざして駆け上る。
傍若無人な野焼きの饗宴、火煙の春祭り。
やがて降る暖かい雨が、新しい芽生えを促し、若葉が萌えて、山は緑の季節を迎える。
3月15日、大室の風が笑った。
春は、大室山から舞い降りて来る。