●2007年02月28日 ヘレン・ミレン
第79回アカデミー賞が発表された。
菊地凜子が「バベル」で日本人として49年ぶりに助演女優賞にノミネートされ話題になった。
49年前、「サヨナラ」という映画で助演女優賞を受賞したのは「ナンシー梅木」という女優だ。
父さん、ナンシー梅木って、誰ですか?
浅草とか西船橋の……ですか?
それとも、ナンシー関のおばさん?
作品賞・監督賞は「ディパーテッド」のマーチン・スコセッシが初受賞。ほんとうに嬉しそうだった。
主演男優賞は「ラストキング・オブ・スコットランド」でアミンを演じた「フォレスト・ウィテカー」。
ニール・ジョーダン脚本の傑作「クライング・ゲーム」では、小さな役だったが充分に存在感があった。
笑わない独特の三白眼は、ちょっと怖い。
最優秀主演男優賞受賞! こんぐらっちゅれいしょん♪
主演女優賞は「クイーン」の「ヘレン・ミレン」。この人、好きですねん。
ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、メリル・ストリープ、ケイト・ウィンスレット等を薙ぎ倒しての受賞。
最優秀主演女優賞受賞! こんぐらっちゅれーしょん♪ すたんでぃんぐ・おべーしょん♪
ヘレン・ミレンと言えば「カレンダー・ガールズ」が良かった。
1999年に発売され30万部ものセールスを記録した《婦人会ヌード・カレンダー》。
この驚くべき実話を基にした、勇敢でキュートな主婦たちの《心の冒険》を描く感動のドラマ。
あまりに突飛な主婦たちの“暴走”に、家族は戸惑い、町の人たちは眉をひそめる。
だが、彼女たちは決して諦めなかった。
一生に一度、人生の主役になってみたい。その願いが叶うなら…。
まだ観てない人は、いますぐツタヤへ走ろう。
イギリスを舞台にした映画が好きだ。
たとえば「フル・モンティ」。
生活のために男性ストリッパーを目指して悪戦苦闘する、愛すべき男たちの姿を描いたヒューマン・コメディ。
あるいは「ブラス」。
イングランド北部ヨークシャーの炭鉱夫のブラスチームが、
ロイヤル・アルバートホールで演奏を披露するまでの苦闘物語。
まだ観てない人は、いますぐツタヤへ走ろう。
アカデミー賞とは直接関係ないが、「柄本明」がいい顔になった。
ソフトバンク携帯のCMにも出演中だ。
「旨味のある顔」と言えばいいのか、とにかくいい顔だ。
積み重ねた男の歳月と独特の個性が実に上等な顔を創った。
それに較べてモコミチの顔の何と薄っぺらなことよ。
なのに本人はカッコイイと思っているのが哀しい。
役者でも、素人でも、古くさい顔が好きだ。