まえ   つぎ   日記

2007年03月22日 ボンバルディア自転車



ボンバルディア自転車・DHC8―Q400型


3月21日春分の日、午前8時50分ごろ、
高橋翔馬くん603便(ボンバルディア自転車DHC8―Q400型機)が、
25メートル離れた白鳥玲奈ちゃん(3)宅へ遊びに行こうとしたところ、
突然、補助輪が脱落するトラブルが起きた。

機長の高橋翔馬くん(5)は、補助輪なしの二輪走行を試みたが、
これまで補助輪に頼り切っていたため安定した走りができない。

そこで町内を約2時間旋回した後、近くの空き地に補助輪なしの前後二輪のみで胴体着陸を強行した。
乗客乗員にけが人はなかったが、機長の高橋翔馬くんは、ひざを軽くすりむいた。

国交省伊豆事務所によると、同日午前9時頃、
トラブル機から目的地の白鳥玲奈ちゃん宅の管制官に「補助輪が脱落した」と緊急連絡が入った。
同機は、胴体着陸の際に火災が発生するのを防ぐため町内を旋回し、燃料の大半を消費した後、胴体着陸を敢行。
前輪が着地した際、火花が出たが、火災などは発生しなかった。

機長の高橋翔馬くんは、補助輪走行8000時間。
当該機でも3000時間以上を走行しており「経験十分だった」と話している。

ボンバルディア自転車・DHC8―Q400型は、
3年前に機長のお父さんが翔馬くんにクリスマス・プレゼントしたものだが、
過酷な運行スケジュールにより、金属疲労など機体の老朽化が問題視されていた。

同機を巡ってはこれまでにも、ハンドル部が錆びたり、車輪がパンクするなどのトラブルが続発。
国土交通省が昨年4月、同機を製造した「ボンバルディア自転社」に設計上の改善をするよう要求していた。

道路から崖下へ墜落するなどの大惨事が起こらないうちに早急に新型機を導入すべきだと専門家は指摘するが、
高橋機長のお父さんは「まだまだ走れる。5年後のクリスマスまで我慢しろ!」と語った。

機長の高橋翔馬くんは、こうした状況からボンバルディア自転車の安全性が確認されるまで、
当面の間、「高橋―白鳥間・全3便」を欠航すると決めた。



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