まえ   つぎ   日記

2007年4月01日 きんき豪飯


豪邸T氏宅に招待された。お邪魔するのは二度目。

気仙沼から美味しい「きんき」が届いたので、いっしょにお昼ゴハンでもいかがですか。

よそ様の家にお伺いするのは苦手なのだが「新鮮きんき」と聞いて、

はい、行きます! ええ、ええ、もちろん伺いますとも!

↓の写真を見てください。

焼き上がったばかりの「きんき」。この面構えを見てほしい。

深海の高級魚、真っ赤なボディ、カサゴ科特有の獰猛な体躯。実に見事だ。


きんきの上等な脂が備長炭の中にじゃぶじゃぶ滴り落ちると、

炭の燃焼点が臨界状態の原子炉レベルにまで高まり、赤い炎は薄桃色の業火に変化する。

白目を剥いた「きんき」が最後に言う。こういうのを「sacrifice」というんだぜ。


自分の脂で自らを焼き上げた「きんき」が、さあ、思う存分に食らえと言っている。

真っ赤な白身魚が、骨までしゃぶりつくせと言っている。

では、遠慮なく。

ややややややややや、うま! うま! うま! い! なんだ、この脂のノリは! 

おなじ白身魚でも、タイが3〜10%、サワラが10%に対して、きんきは22%

もちろんEPAやDHAもふんだんに含んでいる。

★きんき

カサゴ目フリカサゴ科の魚。

正式和名は「きちじ」だが魚市場などでは「きんき」が一般的。

地方では「き んきん」「めんめ」とも呼ばれ、

本州中部以北の太平洋やオホーツク海の水深100〜1000m位の深海に生息する。

体色は深海魚特有の鮮やかな赤色。


刺身でもご馳走になった。遠慮しないでバクバク食べた。

白身魚の刺身、大好きですねん。タイ、ヒラメ、シマアジにはじまり、クエ、コチ、カワハギ…。

お刺身を盛り付けた大皿にはマグロも! はい、いただきます。

甘いホタテにヒモ。はい、いただきます。

ぎゃ! うま! うま! うまいいいいいいいいいいいいいい! 

どれもこれも、うまい。ほんとに、うまい。

ゴハンおかわりしちゃった。てへへ♪


このほかにも気の利いた手料理がずらりと並んだT氏宅のランチは、

豪邸にふさわしい「お昼豪飯」でした。ご馳走様でした♪

気仙沼氏によろしくお伝えください。



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