まえ   つぎ   日記


2007年8月-29 リメイク2本



それにつけても「世界陸上」の織田裕二には困ったもんです。父さん、どうにかしてください。

サブキャスターの中井が、へんなテンションの織田を抑えられずに苦笑いしているシーンを何度も見ました。

陸上競技のすごさを、アンタが押しつけがましく語らなくても、みんな、知ってるって!

織田、頼むから黙っててくれ。願わくば画面から消えてくれ。


27日夜の男子1万メートル、すごかったねー。

エチオピアのベケレが「27分05秒90」で3連覇達成!

一周400mのトラックを25周して1万メートル。

27分てことは、1周400mを1分ちょいで走るわけだ。25周も。

400mを1分ちょいってことは、100mを約15秒で走りつづねばならない。

足に自信がある人なら100m=15秒、400m=60秒なんてチョロイかもしれないが、

ベケレたち1万mの選手は、それを25回も続けてんだぜ。

今回はラスト1周でベケレがスパートして優勝したが、最終25周目は「56秒!」だってさ。

おっそろしいスピードだ。


ほらね、織田っちよぅ。キミがぎゃあぎゃあ騒がなくても、

レースを見ていればアスリートたちの迫力は十分に伝わるって。

だから、お願い。今年限りで消えてくれ。


織田裕二ファンへ。

彼が黒澤明&三船敏郎の名作「椿三十郎」のリメイク版に主演するそうです。

はてさて、どうなることやら…。


黒澤映画のNO.1はナンと言っても「七人の侍」だが、志村喬主演の「生きる」も素晴らしかった。

これもテレビドラマでリメイクされる。松本幸四郎主演。

幸四郎が演じる主人公は市役所の課長。単調で無気力な毎日を過ごしていたが、胃がんで余命が少ないと知らされる。

自分の人生は一体、何だったのかと考えた末、市民のために小さな公園造りに情熱を注ぐ…。

映画では、主人公・故志村喬氏(享年76)の演技が絶賛され、

公園のブランコに揺られながら「ゴンドラの唄」を口ずさむシーンは、

日本映画史上の名場面として語り継がれている。

主な黒澤作品の予告編が見られます。


テレビ朝日で今秋放送されるらしいが、本当に松本幸四郎でいいのか。

あの化粧顔を「市役所顔」にできたんだろうか。

オヤジのくせにヘンにキラキラ光る目、赤い唇、作ったような鼻梁。

そして、声。きれいすぎる。イメージだが市役所の課長は美声ではないと思う。

松本幸四郎、あなたは「ラ・マンチャの男」あたりがお似合いです。


その点、志村喬は素晴らしかった。全身が市役所の課長だった。

しゃがれ声、やる気のない歩き方、どんよりした重苦しい瞼、口臭の強そうな唇、スーツの袖のすり切れ具合・・・。

パーフェクトだった。ここまで「課長」を作り込んだ黒澤に拍手だ。


しつこいようだが、私の映画ベストワンは「七人の侍」。映画の要素すべてが入っていた完璧な作品だ。

年間300本の映画を見て、300冊を乱読するが、最近は本当におもしろいモノがないような気がする。

テレビはニュースとドキュメンタリーしか見ない。乱視&老眼がひどくなってから小説もあまり読まない。

もしかしてアンテナが錆び始め、感度が鈍り、素晴らしい作品がキャッチできないのではと怯えたが、

いやいやそうでもないらしい。そっち方面にうるさい友人に聞いても同じことを言っていた。ほっ♪


老いてますます盛んなのは、食い気と旅っ気のみ。

奈良京都、山陰、九州、四国、イタリア&マルタ島、スペイン、アルゼンチン、フィンランドへ行きたいな〜。




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