●2007年8月-9 方言ナマリ毒素
前回、一件落着したかに見えた「リカちゃんニセモノ事件」だが、実はこれで終わりではなかった。
消費者製品安全委員会の調べによると、中国製の「リカちゃん人形」に、
有害な方言ナマリ毒素が大量に含まれているとして、児童らに注意を呼びかけている。
とりわけ言語未発達な乳幼児が使用すると非常に危険だというが、
これまでのところ健康被害の報告はない。
日本製「リカちゃん人形」の場合、お腹を押すと「こんにちは♪」とか「ごきげんよう♪」と標準語でしゃべるが、
中国製「リカちゃん人形」は、「ニーハオ」に始まり、「ニーチーファンマ(ゴハンは食べたか?)」と問いかけ、
「シャッチョさん」「うえるかむ北京五輪!」と誘い、しまいには「毛沢東万歳!」と叫ぶという。
雲南省の亀山工場で生産された「リカちゃん」は、不良品が少ないことで有名だが、それでも、
「おばんです」「どえりゃあ、まずーていかんわ」、
「どぎゃんもこぎゃんも、ありゃせん!」、「なんばしよっとね?」など、
リカちゃんとは思えない方言を連発することがわかった。
関係者によると、彼女の方言ナマリ汚染は、通常レベルを遙かに超えており、
方言ナマリ毒素7960ppm/キュリーという驚異的な数値を示したという。
こうなると方言臨界状態となり、誰もそばに近寄れない。
こうした不良品のなかには、津軽弁で世間話をする「リカちゃん」もいるという。
裏のじさまのとごろさ、行ぐんだばって、おめぇもいがねが?
せっかくだはんで、わんつかばしのんでぐが!
わー、なんも、なんも。
いっつもりんごもらってばっかりでれー。いっつも楽しみにしてるんだよ。
そっちのりんご、いぢばんめっきゃ。さくさくって。こっちで売ってるのだきゃめぐねくて・・・。
★津軽弁監修・サトウくん
以上のように世界各地で中国製品に対する安全性への関心が高まるなか、
土鍋人形からもナマリが溶け出したと日本のメディアが報道したことについて、
中国当局は詳しく検査したが問題はなかったとの見解を示した。
ナマリの含有量は中国の国家基準(1リットル言葉当たり5000kg以下)を下回ったという。