●2007年9月-17　熊の手

高級食材「熊の手」違法取引　ロシアで摘発相次ぐ

ロシアの極東地域で中華料理の高級食材とされる、

「熊の手」（熊掌）の違法取引が相次いで発覚、当局に押収されている。

外貨獲得のために密猟が行われている可能性が高いという。

ロシア国境警備隊によると、今年８月にヒグマやツキノワグマの手のひら約５００個や、

トラの毛皮や骨などが国境警備隊に押収された。

２月と７月にも、それぞれ約１３０個の熊の手のひらが税関などで押収されている。

一方、伊豆高原では、高級健康器具「孫の手」が、高級食材「熊の手」として販売されており、

一部の中華料理店では「こんなもの固くて食えない」などの苦情が相次いでいるという。

かゆいところに手が届く「孫の手詐欺事件」の背後には、国際的な犯罪組織があると見て慎重に捜査を進めている。

★当局に押収された大量の「熊の手」