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●2006年2月14日:トリノ五輪だけど…


ぜんぜん盛り上がらないね。

日本人選手がへなちょこで笑っちゃう。どうしようもない。

メロとか童夢? なに、あれ? 所詮、ガキのパフォーマンスだ。

ジャンプ原田、体重200グラム不足です? どうにかしろよ。奇跡は二度ないんだぞ。

いいオトナが、あんな軽率なミスをしてどうする? 哀れな結末。

ついでに加護ちゃんに言うけど、禁煙しなさい。わかったぁ?

おぢさんは禁煙14日目です。ふう〜。

開会式のパフォーマンスは、さすがイタリアだった。

ルネサンス → バロック → 近代へと、芸術や産業が移り変わっていくシーンは素晴らしかった。

老いたパバロッティが歌い、トドメは真紅のフェラーリが登場!

爆音を轟かせて実際にステージを走った。

タイヤを焦がし白煙を上げて何回もスピンターンをして見せた。

これぞイタリア、まさにイタリア。

私が最も敬愛する国イタリア。聖火の点火だって、おみごと。

こぼれ話を、ひとつ。

北海道のおばあちゃん(86)が地元放送局にインタビューされてました。

お名前が「鳥野カツ」さん。それだけの理由で。


トリノオリンピックが始まりましたね、鳥野さん。

ふが?

いよいよ、トリノオリンピックが始まりましたね、鳥野さん。

ふが?

だからぁ、トリノ…

耳が遠くて、なんも聞こえん。えっと、補聴器、補聴器…。


以上でインタビューを終わります。


好きな競技はアルペンスキー「男子滑降」。

標高差900m・全長3000m以上のコースを、超高速で谷底に突っ込んでいく。

死を巧みに制御しながら、とことん堕ちていく。

そんな感じが、たまらなく好きだ。

滑降は一回しか滑ることができない。だらだらした予選なんかない。一発勝負だ。

男子金メダルはフランスのドヌリアズ。30番目スタートで優勝。やったね♪


「スケルトン」も好きだ。

ボブスレーなどと違って、ひとり乗りで腹這いになって滑るソリ競技。

ものすごい風圧に耐えながら体感速度300kmで突っ走る。

アゴと滑走面が3〜5cmしか離れてないので、

ひとつ間違うとカチカチの氷で顔をこすってしまい、

アゴや鼻の骨が砕け、顔面が血だらけになる大惨事を引き起こす。

だから三流の選手はついついアゴを上げてしまうが、

すると風圧を受けてスピードが出ない。コンマ何秒の戦いなのだ。

選手は顔面破壊の恐怖と戦いながら、顔を下げたまま猛スピードでゴールをめざす。

ソリにはブレーキもハンドルもない。

いちど滑り出したら、ほとんど制御不能。

スケルトン、けっこう、男の世界だぜ!



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