まえ  つぎ 日記INDEX

6月10日


サッカーは男の品評会か?

ったく、日本全国、猫も杓子もサッカーである。いまんとこ勝ってるから、いいけどさ。
なかにはサッカーなんか絶対見ねーからな!とか言ってるオヤジが必ずいて、
トッティ・ファンの娘からバカにされながら、巨人戦を見るぞとか言ってんだろうね。
ウチかい? まあ、見てるね。大のイタリア好きだから当然イタリアを応援する。
トッティ、デルピエーロ、インザーギ。ニクイ男どもがそろってるしね。
妻&妹は、トッティ、デルピエーロに黄色い声援(表現が古いなー)を送っている。
そこ、そこ、ああ、ヤメテー。いや、いや、あ、危ない! 
あ、いまのシュート、惜しいなあ。クロアチアのバカ!

ロクにルールも知らないくせにテレビ観戦の日々。
イタリアの試合がなくても彼女たちはサッカーを見たいらしい。
そんなとき女ふたりが見つめるのはボールの行方ではない。
そのチームに「いい男・美しい男」がいるか、どうか。
あ、あのゴールキーパー、いいわよ。目がいい感じ。背も高いし。
ほらほら、いま走っていく人、濃いめだけど、なんかイヤラシイ、あれもいいわねー。
バカふたりのオトコ品評大会は盛り上がる。別の意味の白熱の90分。

この日記を書いている今夜、ポルトガル-ポーランド戦が行われた。
アホバカ妹が妻に聞く。ポルトガルって、種子島に鉄砲を持ってきた国?
あのなー、それ古くねーか。いまのポルトガルはもっと進歩した国だと思うけどなー。
妹にとってのポルトガルは、いまだに鉄砲伝来の国である。

で、妻&妹が通う「ダンス教室」のクラスメートもサッカーを見ているらしい。
オバサンが妻に話しかける。「私ね、生まれが札幌なの。なんか危ない人たちが来るって聞いたけど、何にもなくて良かった」。
イングランド-アルゼンチン戦のことを言ってるらしい。問題は次だ。
「あの、何て言うの、暴れる人たち、そう、フリーガン」。
フリーガン? 自由に羽ばたく雁? 飛行隊列を乱しちゃう? フリーの雁?
オバサンは「フリーガン」でも「フーリガン」でも、どっちでもいいのだ。
妻は吹き出したいのを必死で堪えた。言葉の言い間違いは訂正しにくい。
相手が目上の人となると、なおさら。まあ「フリーガン」でも生活に支障ないしね。


ブラジルが中国とのユニフォーム交換拒否!

試合後、恒例のユニフォームを交換する。しかしブラジルはそれを拒否した。
中国のサッカー選手とは、ユニフォームの交換はしない! 百年、早い!
ブラジル選手のプライド、矜持。中国は、がっかりだ。
試合はボロ負け。楽しみにしていたブラジルのユニフォームはもらえない。
踏んだり蹴ったり。中国よ、いつの日かブラジルを倒せ。四千年の力を結集して再び挑め。
そして今度はブラジルに対してユニフォーム交換を拒否しよう。

中国だって勝てるとは思わないだろうけど懸命に戦ってたよね。
果は、まあ…。人口の世界最大の中国、探せばすごい人材がいると思うな。
なぜ中国は「少林サッカー」チームを出さなかったのか? 不思議だ。
絶対に勝てたのに。惜しい!本日のサッカー日記、ここまで。



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