●3月10日 吉幾三・清水ミチコ
私は、こう見えても「吉幾三」が好きなんです。
歌はともかく、彼のトークはシビれる。ヘタな若手芸人など足下にも及ばない。
最近のネタ話は、これ。
●
吉幾三が故郷青森に錦を飾って、初のディナーショウをやったときの話。
もっとも彼に言わせると「でなー・しょ」らしいが。
地元の人間にフランス料理など出しても口に合わない。どうしよう?
かといってセコい料理だとバカにされそうだ。でも、歌うのは演歌だし。
そこで吉幾三とスタッフはいろいろと考えた。
やはり地元密着型の親しみやすい「でなー・しょ」にすることに決めた。
これが、初ディナーショーのメニュー。
サバのみそ煮、白菜の漬け物、ごはん・味噌汁(おかわり自由)。
ワンカップ大関(1)、桃の缶詰(デザート)。ねぶた漬け/250g(おみやげ)
すると、
赤いとっくりセーターに、赤いタオルの鉢巻き、赤で統一したオジサンが怒った!
ウチの晩メシと変わらねぇー!
10年ぶりに着たスーツに、やはり赤いタオルの鉢巻きをしたオジサンが怒った!
ごはんが、まずい! 味噌汁が、ぬるい!
10年ぶりに着た赤いワンピースに、赤いタオルをほっかぶりしたオバサンが怒った!
桃缶は好きだが、缶切りがねぇー!
いま、青森は雪で大変だそうだ。みんな電線をまたいで歩いている。by 吉幾三
●
清水ミチコが好きである。
彼女のモノマネをずっと前からヒイキにしている。
願わくば「清水ミチコ・関根勤・片岡鶴太郎」によるモノマネ・ライブが見たい。
清水ミチコ=音程がハズれにハズれたユーミン。
関根勤=老人ボケした大滝秀二のいろいろ。
片岡鶴太郎=小林旭のハイトーンと「仁義なき戦い」の金子信雄。
●
で、清水ミチコが13年ぶりにニューアルバムをリリースした。
題して「歌のアルバム」。
今回は歌マネや顔マネだけでなく、なんと曲マネをした。
いかにもその人が作りそうな歌いそうな曲をオリジナルで創り上げた。換骨奪胎。
森山良子「この凄い血筋いっぱい 」。
松任谷由実「リキュールの恋人」。
桃井かおり「アタシのブルース」。
個人的にはフワンソワーズ・アルディの「イェル・ケ・クク」が好きだ。
おすすめします♪ ツタヤでレンタルでもいいけどぉ。